中国航空工業集団のプロジェクト責任者は9月13日の中国ヘリコプター発展フォーラム2017で、中ロ両国の戦略協力プロジェクトである大型ヘリコプターの共同開発について、双方の方向性がほぼまとまったと明かした。
中ロ両国は大型ヘリコプター共同開発で各自の優位性を発揮し、積載力、輸送効率の高い大型ヘリコプターを開発する。また、中国のニーズを優先し、中国の国情と用途に基づいて開発を進め、高原性能も備える。
中国航空工業のヘリコプター副総技師の黄伝躍氏は、中ロが共同開発する大型ヘリコプターは38トンクラスで、内部積載量は10トン、外部積載量は15トンになり、標高3000メートル以上の高原や山地などの複雑な環境での作業が可能だと話した。エンジンについては、ロシアの現役大型ヘリコプターMi-26と同等の動力を採用し、プロペラなどのコア技術に中ロ双方の技術の優位性が現れるという。
2016年6月25日、中ロ両国の首脳が見守る中、両国政府の担当部門は北京市で『大型ヘリコプタープロジェクト政府間協議』に調印。協議の調印はプロジェクトの交渉と順調な実施の基礎を打ち立てた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月15日