中露「海上連合−2017」が第2段階に、第一列島線の北東部を突破

中露「海上連合−2017」が第2段階に、第一列島線の北東部を突破。

タグ:露「海上連合−2017」合同演習 第一列島線

発信時間:2017-09-18 15:50:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中露海軍は本日より、中露「海上連合−2017」合同演習の第2段階に入る。地中海とバルト海に続き、中国海軍は今回、再び「不慣れな海域」(北海道沖のオホーツク海)に入り演習を行う。「環球時報」が伝えた。

 

 中露の軍事演習は今年、なぜオホーツク海を選んだのだろうか。海軍専門家の李傑氏は記者に対して「過去数年は緯度の低い海域だったが、今回の第1段階はバルト海、第2段階はオホーツク海と緯度の高い海域となっている。しかも中国はこの2カ所で演習を行ったことがない。次に、この海域は南クリル諸島(日本名・北方四島)に近く、米日の北東アジアにおけるシーパワーに影響を及ぼすことができる。さらに、ここは米日による第一列島線の北東部に位置し、中露のシーパワーが将来的に突破しなければならない海域だ。中露は今後、このルートを頻繁に出入りする可能性がある。そのため米日はこれに懸念し、憤ることだろう。最後に、中国の海上シルクロードが今後、北極海に向かう可能性も否定できない」と指摘した。

 

 海軍軍事学術研究所の張軍社研究員は17日、環球時報の記者に対して「中国軍は米軍のように、常に海外の戦争に参加し、戦争を利用し部隊を訓練しているわけではない。防御作戦能力を高める中国軍の主な手段は、訓練や演習となっている。中露の海上連合シリーズ、米海軍が主催するリムパックなどの演習により、中国海軍は世界の各海域の状況を把握し、遠洋行動能力を高めている。これにより中国海軍は2008年末より、祖国の大陸から4400カイリ以上も離れたアデン湾とソマリア沖で、6000隻以上の商船の護衛航行任務を実施できるようになった。うち過半数が外国籍の商船となっている」と話した。

 

 専門家は環球時報に対して「一部の国は中露軍事演習と両軍のすべての協力について断罪しているが、これは彼らが常にダブルスタンダードと偏見を持っているからだ。中露両国海軍の協力の掘り下げに伴い、彼らの懸念と焦りは深まるばかりだ。NATOの東進、THAADの韓国配備は、米国を中心とする西側諸国が中露を戦略的にけん制・包囲しようとしていることを浮き彫りにしている」と述べた。



 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月18日


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