中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)代表、中国教育部部長の陳宝生氏は本日、中国は2020年までに新しい大学受験制度を全面的に制定すると発表した。
第19回党大会中央国家機関代表団会議の議論が本日、国内外の記者に開放された。陳氏は第19回党大会報告について議論し、次のように述べた。
過去5年間は教育改革が全面的に掘り下げられた5年間だ。大学受験・新入生募集制度改革に関してだが、今年は上海市と浙江省で試行されている。改善が必要な問題も存在するが、成功と評価された。今年はさらに4省で試行を開始し、2020年までに新たな大学受験改革制度を全面的に制定する。
今回の大学受験制度改革は、1977年に大学受験が再開されてから最大規模の、影響範囲が最も広い、最も困難な改革だ。習近平総書記は過去に主催した3つの重大会議の中で、大学受験の改革案を検討した。
教育の公平を促進するため、中国はこの5年間に渡り農村部・貧困地域の特別新入生募集プログラム、中西部新入生募集協力プログラムを実施し、大学生を37万人増やした。この37万人とは、どのような数値だろうか。大学1校が1年間に新入生を2000人増やせば、大学が100校以上増えることになる。
中西部の大学入学率が最も低い省と全国平均水準の差は、5年間で15.3%から4%内に縮小された。また現在まで、30省が流動人口の子供の現地での大学入試を支持する政策を打ち出している。今年はこの政策により15万人が現地の大学を受験し、5年前の36.5倍となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月20日