韓国空軍のF-15戦闘機が修理部品の不足により、飛行不能となる状況が続発している。韓国メディアが伝えた。
国会国防委員会所属の金学容議員が今月19日、空軍本部から入手した資料によると、F-15Kのこの状況は2015年に計50回発生しており、今年は上半期だけでも60回にのぼる。同期間の修理時間も7.9日から16.8日に延びた。
金議員は「空軍が部品を使い回しており、部品を抜き取られた戦闘機も有事の際に任務を遂行できなかった」と述べた。
F-15Kは「タウルス」ミサイルを搭載。F-15Kの1機当たりの価格は1000億ウォンほどで、韓国空軍に60数機配備されている。
KF-16戦闘機にも部品不足などの問題があり、有事の際に使用できないことが懸念されている。
韓国空軍本部の資料によると、KF-16は2015年に特定任務を遂行できなかったケースが234件発生しており、今年は上半期だけで157回にのぼる。期間にすると49.7日間。電子戦装備の欠陥、敵側レーダー防御に用いる修理部品の生産停止などが原因。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月25日