<第19回党大会記者会見>楊偉民氏が日本経済新聞社記者の質問に回答

<第19回党大会記者会見>楊偉民氏が日本経済新聞社記者の質問に回答。第19回党大会は26日午前10時に記者会見を開き、関係分野の責任者が第19回党大会報告を読み解き、記者の質問に答えた…

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発信時間:2017-10-27 10:34:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第19回党大会は26日午前10時に記者会見を開き、関係分野の責任者が第19回党大会報告を読み解き、記者の質問に答えた。新華網が伝えた。

【日本経済新聞社記者】第19回党大会報告は、中国経済はすでに高度成長段階から質の高い発展の段階へ変わったと指摘した。これは今後はもう高度成長を追い求めないという意味か?質の高い発展の具体的目標は大体何%か。

【楊偉民・中央財経指導グループ弁公室副主任】実はすでに第18回党大会以降、高度成長を追い求めていない。過去5年間に、習近平総書記は中国の経済は新常態(ニューノーマル)に入ったとの重大な判断を示した。新常態の1つの特徴が成長速度のギアチェンジであり、過去の高度成長から中・高度成長に変わることだ。したがって、ここ数年間に中国の定めたGDP成長目標を見ると7.5%を超えるものはない。今年の成長目標は6.5%だ。

第19回党大会以降、経済発展推進の基本構想はさらに整えられると見られる。主に第19回党大会報告の要求に基づくだろう。

第1に、質の高い発展を推進する必要がある。第19回党大会報告は、中国経済の発展段階はすでに高度成長から質の高い発展の段階へ変わったと指摘した。量的不足はすでに最も突出した問題ではない。われわれは200種余りの製品の生産高で世界1位であり、多くの業種で生産能力が過剰だ。したがってわれわれは過剰生産能力を削減する必要がある。だがわれわれの問題は質がまだ十分に高くないことにある。

第2に、三大難関の突破に力を入れる必要がある。習総書記は第19回党大会報告の中で、中国経済は発展方式の転換、経済構造の最適化、成長の原動力の転換の難関攻略期にあると指摘した。これは今後の中国経済発展の戦略的重点をはっきりと示したものだ。現在、中国の経済運営は安定の中で好転している。第1~3四半期のGDP成長は6.9%で昨年と比べ0.2ポイント回復したが、安定の中での好転の基礎は堅固ではなく、経済発展は難関を突破していない。つまり発展方式、経済構造、成長の原動力という三大難関であり、当然これらは比較的長期にわたる過程となる。

第3に、現代化経済体制の構築を加速する必要がある。これも将来の中国経済建設に関する第19回党大会の1つの総綱領だ。ではどのように建設するのか?第19回党大会報告ははっきりと語っている。1つの方針の堅持、つまり質第一、効率優先。1本の主軸の堅持、つまり供給側構造改革を深化し、質、効率、原動力の三大変革を推し進める。実体経済、科学技術革新、現代金融、人的資源の四者協同の産業体制の構築。また、市場メカニズムに効果が有り、ミクロ主体に活力が有り、マクロ調整に節度が有る「三有」経済体制を構築する必要がある。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年10月27日


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