米ディフェンス・ニュースは31日、米軍が開いた記者会見の情報として、「中国の爆撃機は米領グアム島に接近し、爆撃を想定した訓練を行い、米国側に懸念を抱かせた」と伝えた。記事は本件が発生した具体的な時期について言及しなかった。
中国空軍専門家の傅前哨氏は31日、環球時報のインタビューに応じた際に「理論上、解放軍にはグアム島付近の空域に到達する能力がある。新型中距離爆撃機のH6-Kの最大航続距離は8000キロで、飛行半径は約3500キロだ。理論上、グアム島付近の空域に十分到達できる」と指摘した。
「公海上空ではすべての国の航空機が自由に飛行する権利を持ち、他国はこれに干渉・妨害することは許されない。米グアム島の航空機は頻繁に西太平洋で活動しているが、他国を頻繁に批判しており、まったく理にかなっていない。また中国軍機がグアム島に接近とは、米国防総省が放った煙幕かもしれず、観察が必要だ」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月1日