トランプ氏が訪中、注目を集める中米首脳会談

トランプ氏が訪中、注目を集める中米首脳会談。

タグ:トランプ 中米関係

発信時間:2017-11-09 13:26:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 習近平国家主席の招待を受け、トランプ米大統領が本日より中国の国賓訪問を開始する。トランプ大統領は中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)後に初めて訪中する海外首脳になる。中米両国民は、トランプ大統領の今回の訪中が中米関係の健全な発展をさらに推進し、両国の各分野の協力を掘り下げることに期待している。これは中米関係の改善は、誰にとっても利益になるからだ。海外メディアは、北京で開かれる中米首脳会談に特に注目している。

 

 トランプ大統領の訪中は、これまでの流れを引き継ぎ未来を切り拓く訪問だ。トランプ大統領は就任後、初めて中国を国賓訪問する。また第19回党大会の閉幕後に初めて訪中する海外首脳でもある。北京で開かれる今回の中米首脳会談は、世界に対して深い影響を及ぼす。歓迎式典、正式な会談、歓迎の夕べといった国賓訪問活動のほか、中国側は両国首脳の小範囲・非公式交流を計画している。「両国首脳は共に関心を寄せる問題について深く意見交換する十分な時間を持てる」


 「世界は多様で、食い違いのない世界は存在しない」データによると、中米貿易額は2016年に5243億ドルにのぼり、1979年より209倍に増加した。ところが米国は今年8月、中国に対して通商法301条に基づく調査を正式に開始し、米国が一方的な行動により中米の経済・貿易関係を損ねることを懸念する声が再び上がった。トランプ大統領に随行し訪中する米国のビジネス・経営者代表団は、中国側と関連経済・貿易活動を共催し、協力協定に署名する。これは相互間の食い違いをコントロールし、経済・貿易協力という中米関係の「バラスト」を形成することを促す。

 

 中米両国は「合すれば則ち共に利し、争えば共に損をする」だ。中米新型大国関係を構築し、「トゥキディデスの罠」を回避しようと取り組み、「運命共同体」を構築する。これは中米の歴史及び国際関係全体に対する、責任ある唯一の選択だ。中米両国の利益はより緊密に融合しており、両国の国際・地域事業における連携の機会が増えている。これは双方のさらなる協力掘り下げを促している。両国の今回の首脳会談では、双方が関心を寄せる問題について率直に意見交換し、二国間関係の発展の方向を明らかにし、新時代の中米関係の健全かつ安定的で前向きな発展を促す。

 

 中米は世界最大の市場を持つ。両国の経済規模は世界の約4割を占め、貿易は約4分の1を占める。「ブラックスワン」が多発し、脱グローバル化と保護主義が台頭し、世界経済の成長力が不足するなか、武力衝突及び政治激変の脅威への対処でも、中米両国の協力が必要となっている。今回の北京における中米首脳会談の会期中、双方は朝鮮半島の核問題を含む共に関心を寄せる重大問題について戦略的な意思疎通を掘り下げる。これはアジア太平洋及び世界の平和・安定・繁栄の促進にとって、重大な意義を持つ。

 

 脱グローバル化の不穏な動きがあり、不確定性が人々の心を惑わす現在、世界1-2位の経済体であり安保理常任理事国でもある中米は、世界的な問題に対応する責任を担っている。中米両国関係の発展方向、経済・貿易問題、朝鮮の核問題は事実上、中米両国首脳が今回議論する最も重要な3つの議題だ。今回の北京における中米首脳会談は、中米関係にトップダウンデザインを施し、中米新型大国関係の建設のさらなる発展を促し、世界の平和的・安定的発展に動力を注ぎ込むはずだ。また当然ながら、世界が注目する焦点になる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月9日


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