韓国の青瓦台、文大統領の訪中を一方的に発表

韓国の青瓦台、文大統領の訪中を一方的に発表。

タグ:韓国,青瓦台,文大統領,訪中

発信時間:2017-11-13 16:22:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


    中国の習近平国家主席は11日、ベトナム・ダナンで韓国の文在寅大統領と会談した。中韓双方が関連情報を発表した。しかし韓国・聯合ニュースは中国側のプレスリリースよりも一歩踏み込み、「青瓦台(韓国大統領府)は11日、文大統領が12月に訪中し、未来志向の両国関係発展などの問題について広く議論する」と報じた。さらに聯合ニュースは12日、韓国の盧英敏駐中国大使の独占インタビューを掲載した。「韓中関係はトンネルを抜けようとしている」

 

 韓国・ニューシスは12日、「今回の中韓首脳会談は、両国が先月31日に関係改善の協議の結果を共同発表してから初の首脳会談だったため、特に注目を集めた」と報じた。韓国日報は「未来の中韓関係は急速に回復する可能性がある。北京在住の韓国各界関係者の多くが、中韓関係はすでに暗く長いトンネルを抜けたと判断している。中国がTHAAD韓国配備の報復措置を間もなく解除するという、楽観的な見方が急速に広まっている」と伝えた。聯合ニュースは12日、盧大使の独占インタビューを掲載し、「THAAD韓国配備で対立していた中韓関係が正常な軌道に戻ろうとしており、両国間の各種交流・協力が急速に正常化する」と報じた。盧大使は「駐中国韓国大使館は両国の経済・文化・観光など各分野の関係改善に力を尽くしている。成都市のロッテワールドの建設が先月31日に認められると、韓国大使館は今月6日に遼寧省政府に大使名義の書簡を送り、瀋陽ロッテワールドの建設再開の協力を要請した」と述べた。

 

 韓国紙・中央日報は12日「中国側のプレスリリースでは、中国側は韓国外相の今月の訪中を歓迎するとだけあり、文大統領の来月訪中は言及されていない。これは中国が中韓関係の回復を調整するシグナルという見方もある。中国の韓国への態度は現在非常に微妙になっている。関係改善を願いながら、韓国側は約束を守り行動に移すべきと強調している。盧大使も、中韓関係には改善の兆しが見えるが、依然として氷の上を歩いていると述べた」と報じた。

 

 ハンギョレ新聞は12日「韓国政府の関係者は、THAAD問題はすでに封印されたと重ねて強調している。ところが多くの専門家は、次に開かれる中韓首脳会談において、THAAD問題が再び取り上げられる可能性があると分析した」と伝えた。韓国アジア大学中国政策研究所の金興圭所長は「中国の最近の態度を見ると、韓国がTHAAD問題で実際の行動に出ることを願っているが、これは封印などではない。中国は韓国側が3つの約束(米国のミサイル防衛システムに加わらないという韓国の現在の立場に変化はない、韓米日安全協力が3カ国の軍事同盟に発展することはない、韓国政府はTHAADの追加配備を検討しない)を守れるか注視している」と指摘した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月13日


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