(6)カタール「断交騒動」 中東情勢の混迷を深める
2017年に中東情勢は各国の関係悪化により、混迷が続いた。6月にサウジアラビアと複数のイスラム諸国が相次いでカタールとの国交断絶を宣言。湾岸協力会議(GCC)は分裂し、今なお危機が続いている。米国は12月6日、エルサレムをイスラエルの首都と認定すると宣言。これは中東の神経を逆なでし、持続的な抗議を招いた。パレスチナとイスラエルの平和プロセスは一層脆くなった。