インド紙『Hindustan Times』はこのほど、中国ではこの5年間に渡り、1日平均3万7000人が貧困から脱却したと伝えた。
中国の総理は今週、第13期全人代第1回会議の政府活動報告の中で、国民生活が5年間に渡り持続的に改善されたと表明した。貧困脱却の難関攻略に決定的な進展があり、貧困人口が約6800万人減少し、貧困者支援対策として830万人を移転させた。貧困発生率は10.2%から3.1%に低下した。これは中国政府の主な成果の一つとされている。
世界銀行のデータによると、この数十年間で中国の8億人以上が貧困から脱却したが、依然として多くの課題に直面している。世界銀行によると、中国は依然として発展途上国であり、1人平均の所得はまだ先進国に遠く及ばず、市場改革が全面的に完了していない。中国の現在の貧困基準によると、2015年の段階で農村部にはまだ5500万人の貧困人口が残されている。
貧困支援は中国政府の重要政策、特別プロジェクト行動の一つだ。中国政府は2015年に、2020年までに7000万人を貧困から脱却させると表明した。中国財政部が発表した案によると、今年は中央財政から地方の貧困支援対策として1060億9500万元が支給され、前年より200億元増(23.2%増)となる。専門家は「今年はさらに1000万人を貧困から脱却させる。中国政府はよりターゲットを絞った、現地に適した措置を打ち出す必要がある」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月10日