外交部(外務省)の華春瑩報道官は5月31日の定例記者会見で「中国側は朝米双方がさらなる誠意を示し、良好な相互作用を果たし、予定通り会談を実現して、朝鮮半島の非核化、平和で繁栄する未来への扉を共に開くことを促し、支持する」と表明した。
【記者】報道によると、金英哲・朝鮮労働党副委員長がすでにニューヨークに到着し、朝米首脳会談の準備に入った。同日、米ホワイトハウスのサンダース報道官は、板門店とシンガポールでの米朝のチームによる協議は順調に進んでいると述べた。だが、非核化の定義と道筋などの問題で双方間の溝は小さくなく、会談はまだ延期される可能性があるとの報道もある。これについてコメントは。
【華報道官】朝米双方のチームが現在朝米首脳会談の準備作業を積極的に行っていることに、われわれは留意している。中国側は一貫して、朝米首脳の直接接触・対話が朝鮮半島核問題解決の鍵だと考えてきた。現在朝鮮半島情勢は長年の膠着状態が破られ、非核化の実現は歴史的チャンスを迎えている。
中国側は朝鮮半島の非核化実現に揺るぎなく尽力する。今年に入ってから朝鮮側が取ってきた一連の自発的で積極的な行動を十分に認める。同時に、朝鮮半島の非核化を推進する過程において、朝鮮の理にかなった安全保障上の懸念を重視し、解決する必要があると考える。
非核化目標の実現に従い、長期的で有効な朝鮮半島の平和メカニズムを構築するべきだ。中国側は引き続きこのために積極的、建設的役割を果たしたい。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年6月1日