国際関係の歴史の新たなページをめくる「上海精神」 国際社会が習主席の重要談話を高評価

国際関係の歴史の新たなページをめくる「上海精神」 国際社会が習主席の重要談話を高評価。

タグ:SCO  上海精神  協力 談話

発信時間:2018-06-11 10:23:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会第18回会議が10日、青島市で開かれた。習近平国家主席は会議を主宰し、「『上海精神』を発揚、運命共同体を構築」と題した重要談話を発表した。「上海精神」の指導のもと、共に助け合い、誠意をもって協力し、心を一つにしてSCO運命共同体を構築し、新型国際関係の建設を推進し、恒久の平和、普遍的な安全、共同繁栄、開放と包容、清潔で美しい世界に共にまい進すると強調した。


 国際社会は習主席の談話に注目している。「上海精神」は文明の衝突、冷戦思考、ゼロサムゲームといった古い観念を乗り越え、国際関係の歴史の新たなページをめくると判断した。習主席の談話が伝える精神は、国際社会が時代の難題、リスクと課題を払拭するため斬新な視点と効果的な発想を提供しており、重要な指導的意義を持つ。


 AP通信は「習主席は談話の中で冷戦思考を捨てるよう呼びかけ、他国の安全を犠牲とし自国の絶対的な安全を手にするやり方に反対した。またインドのモディ首相、パキスタンのフセイン大統領が初めてSCO加盟国首脳として青島サミットに出席したことに歓迎し、今回のサミットはこれまでの取り組みを引き継ぎ今後に発展していく重要な意義を持つと強調した」と伝えた。


 ロイター通信は「習主席は、中国側がSCO銀行連合体に300億元を特別融資することを宣言した。またSCOは私利私欲を目的とする短絡的で狭隘な政策を拒否し、世界貿易機関(WTO)ルールを守り、多国間貿易体制を支持し、開放型世界経済を構築すると強調した」と伝えた。


 スプートニクは、習主席が談話で「平和と安全の共通の基盤を構築する」と強調したことに注目し、かつ習主席の談話を引用し「SCOは『3つの勢力』(極端な宗教勢力、民族分裂勢力、テロ勢力)を撲滅する2019−21年協力綱要を積極的に実行に移し、『平和の使命』などの対テロ合同演習を引き続き開催する」と伝えた。


 スリランカ国立安全研究所のAsanga Abeyagoonasekera所長は「習主席は新型国際関係の建設を推進すると提案したが、これは時代の流れに合っており、世界の構造の再構築に向け効果的な発想を提供した。冷戦思考やゼロサムゲームといった古い観念は、長期的に世界の秩序を乱している。国際社会は上海精神という良薬、このような互恵と相互尊重を堅持する持続可能な発展観を必要としている」と指摘した。


 ジャワハルラール・ネルー大学中国・東南アジア研究センターの教授も「世界的な問題が日増しに顕著になり、一国主義と保護主義が台頭し、世界ガバナンス体制と多国間枠組みが衝撃を受けるなか、上海精神は本質的に、この時代のこれらの状況に対応する治療薬と言える」と判断した。


 ユーラシア経済委員会のTigran Sureni Sargsyan執行委員長は「習主席の談話は、中国が私心を挟まず誠意をもって他国と協力を展開することを再び表明した。これは中国と他国の長期的な協力の発展、共同の繁栄の実現に向け基礎を築いた。これらの有利な要素は、ユーラシア経済連合と中国が各分野で協力を提供するための保障だ」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月11日  

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