米誌:「中国にコピー」はもう終わり これからは「中国からコピー」へ

米誌:「中国にコピー」はもう終わり これからは「中国からコピー」へ。「中国にコピーする」時代は終わり、「中国からコピーする」時代が来た。このような転換は、次の4つの鍵となる要素を土台としている…

タグ:科学技術 人材 消費 信用

発信時間:2018-06-19 11:31:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ベンチャー投資家は「どこそこの国にコピーする」というモデルに親しんできた。状況は大体こんな具合である。米国で力強い勢いを見せるビジネスモデルやトレンドからインスピレーションを受け、中国の類似の企業に投資する――。だが今や状況は一転、欧米の企業家や投資家は中国にインスピレーションを求めるようになった。米誌「フォーブス」(電子版)が伝えた。


 「中国にコピーする」時代は終わり、「中国からコピーする」時代が来た。このような転換は、次の4つの鍵となる要素を土台としている。


 1.まず最も重要なのは、中国のインターネット大手が、ほかのサービスの成長を可能とする主要なプラットフォームを形成しただけでなく、未来の企業家が技能を磨くトレーニングの場を与えたということだ。これらの企業が創出したエコシステムは、中国の新たな技術系企業大手を通じてさらなる成長を遂げている。


 2.中国の科学技術業界は、「海亀」と呼ばれる海外帰りの優秀な人材と、科学技術を愛する若い中間層の興隆の恩恵にあずかっている。中国教育部のデータによると、昨年は43万2500人の中国人留学生が学業を終えて帰国した。これは中国人海外留学生の80%に当たる。さらに驚くべきことに、過去15年で、中国の大卒者数は100万人から700万人に激増した。中国の人才は海外から帰国しているだけでなく、国内でも増え続けている。


 3.消費者の面では、スマートフォンの使用はほとんど全国民に普及し、モバイル決済はいたるところで見られるようになり、モバイル分野に注目するスタートアップ企業にチャンスを提供している。インターネットの普及率で言えば、中国はまだ米国よりも低いが、中国の95%のインターネットユーザーはモバイルデバイスを使ってインターネットにアクセスしている。多くの中国人が「パソコン時代」を飛び越え、モバイルデバイス時代に直接入っている。このため欧米のインターネットユーザーと比べると、中国のネットユーザーはよりモバイルに精通していると言える。中国ではモバイル決済が非常に普及し、ステーションなしのシェア自転車や自動コンビニ、バーチャルギフトなどのビジネスモデルの発展に条件を作り出している。欧米には支配的な商業プラットフォームや通信プラットフォームがないために、アリペイやWeChatペイのようなモバイル決済のプラットフォームがなかなか出現できない。


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