リムパックで地域を分断? 米国の企みは不発に=専門家

リムパックで地域を分断? 米国の企みは不発に=専門家。

タグ:リムパック 南中国海 軍事演習 武力衝突

発信時間:2018-07-02 10:18:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 張氏は環球時報の記者に「合同演習を含む中米両軍の交流は互恵であり、どちらかがどちらかに恵を施すわけではない。今年のリムパックは初めてベトナムを招待したが、現在の南中国海情勢は中国と地域諸国の共同の努力により沈静化しつつあり、積極的に発展する流れを示している。フィリピンやベトナムなど南中国海の係争の直接的な当事国を含む国が、協議と交渉により南中国海の係争を平和的に解決することで合意している。そのため米国がリムパックを利用し地域諸国を分断しようとする狙いが実現することはない」と話した。


 CNNは「中国政府はリムパックに嫉妬をまったく示していない。中国国防部は6月26日、中国とASEAN諸国の防衛部門当局者の共通認識に基づき、中国とASEAN10カ国が年内に海上合同演習を実施し、相互理解を促進し交流・協力を拡大し、地域の平和と安定を守ると発表した」と報じた。張氏は「これは中国とASEAN諸国が南中国海地域の平和と安定を守る共通の願いを再び示した。域外国が事を構えなければ、南中国海の平和と安定に問題はない」と指摘した。


 復旦大学米国研究所の張家棟教授は、環球時報の記者に対して「リムパックは近年、隔年開催されている。これには米国の軍事的なリーダーシップをアピールし、同盟国を抱き込み、世界一の軍事大国としての地位を示すという明らかな戦略的目的があり、新鮮味はない。米メディアがこのように誇張するのは、米国が事実上、貿易や経済などその他の分野におけるリーダーシップを放棄しており、今やリーダーシップと覇権的地位をアピールできるのは軍事のみになったからだろう。そのためこれを誇張することで、自分が世界のボスであることをアピールしようとしている」と述べた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月2日  


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