習近平国家主席は7月19日から29日にかけて、アラブ首長国連邦(UAE)、セネガル、ルワンダ、南アフリカを公式訪問し、南アフリカ・ヨハネスブルグでは第10回BRICS首脳会議に出席し、モーリシャスも友好訪問した。人民日報海外版が伝えた。
習主席は11日間で3万6000キロ余りを移動。5カ国6都市を歴訪し、60件近くの二国間・多国間行事に出席した。習主席は中国とアジア・アフリカ諸国、BRICS、数多くの途上国との付き合いを深め、英知があり、誠実で親しみやすい大国の指導者としての風格を示した。
外遊はすでに終わったが、名言は力強く響く。習主席は様々な場で国際情勢と中国の発展戦略に言及し、名言を次々に繰り出した。本紙では今回これらの名言の中から一部をピックアップし、お届けする。
■国際情勢について
7月25日、BRICSビジネスフォーラムでの重要演説「時代の潮流に順応し、共同発展を実現」
「世界の多極化と経済のグローバル化が曲折の中進行し、地政学的に焦点となる問題がひっきりなしに起き、テロリズムと武力衝突の暗雲を払うことができずにいる。一国主義と保護主義が頭をもたげ続け、多国間主義と多角的貿易体制が深刻な打撃を受けている。協力かそれとも対立か、開放かそれとも閉鎖か、互恵・ウィンウィンかそれとも他国に困難を押しやるのか。国際社会はどちらの道を選ぶのかという十字路に再び立っている」
7月25日、BRICSビジネスフォーラムでの重要演説「時代の潮流に順応し、共同発展を実現」
「世界経済が深い調整と変革を経験する中、開放こそが各国の相互受益、共同繁栄、持続的発展を実現するのであり、各国がすべき賢明な選択だ」