中国がロシア軍の演習に初参加、3つの情報を伝える

中国がロシア軍の演習に初参加、3つの情報を伝える。

タグ:解放軍 ロシア 合同演習

発信時間:2018-08-22 10:19:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

資料写真

 

 中国国防部新聞局が20日に発表した情報によると、中国軍は8月中・下旬から9月中旬にかけてロシアに赴き、ロシア軍の「東方(ボストーク)2018」戦略演習に参加することになった。環球時報の調べによると、解放軍がロシア軍の演習に参加するのはこれが初めてであり、これまでの中露合同演習とは大きく異なる。専門家によると、これは中露戦略的協力パートナーシップの軍事・安全面でのさらなる深化を意味する。


 国防部新聞局によると、中露双方は9月11−15日にかけてザバイカリエ地方の訓練場で、共同戦役行動訓練を実施する。中露両軍の戦略指揮機関は司令部を共同で設置する。共同戦役指揮機関のメンバーは、中国人民解放軍北部戦区、ロシア連邦軍東部軍管区から派遣される。中国側の参加兵力は約3200人、各種武器装備品は900台以上、固定翼機とヘリは30機。主に機動的防御、火力攻撃、反攻などの内容を訓練する。ロシアのショイグ国防相は20日、ロシア連邦軍最高司令官のプーチン大統領の命令に基づき、ロシアが20日より中部軍管区と東部軍管区の部隊・空挺兵・軍用航空輸送部隊の戦備状況の大規模な抜き打ち検査を実施すると発表した。


 「西方」「東方」「中央」「コーカサス」4大主要司令部戦略演習は、ロシアが定期的に開催する大規模な演習だ。ショイグ氏によると、「東方2018」戦略演習は史上最大規模となる。「これは大規模な『西方(ザーバド)81』演習後で最大規模の部隊訓練活動で、国際的な演習の地位を占め、かつてない規模となる。東部・中部軍管区、北方艦隊、宇宙軍、遠距離・軍事輸送航空コマンドが演習に参加する。また中国軍の指揮機関と分隊、モンゴル軍も参加する」


 匿名の専門家は20日、環球時報の記者に対して「中国がこれまで参加してきたのはいずれも中露合同演習であり、今回が特別になのは中国がロシアの演習に参加するからだ。東方シリーズの演習は本来ロシア単独の演習であるが、今回は中国が参加するということで3つの情報を伝えた」と指摘した。まずロシアがその他の方面の戦略演習を終えてから東方を実施するため、これは中国に矛先を向けているのではないかと専門家から懸念されていたが、解放軍による参加はこの憶測を完全に否定した。次に公式発表された演習の内容を見ると、今回の演習は典型的な従来の安全分野の演習であり、これまでの新たな安全分野の内容を中心とする演習とは異なっている。それから解放軍がロシアの軍事演習に参加することは、中露戦略的協力パートナーシップの軍事・安全面でのさらなる深化を示している。ロシアの国防専門誌の編集長も、米国がロシアと中国に圧力をかけ続けていることから、このような演習は米国に対して、露中両国へのけん制が奏効することはないと伝えると述べた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月22日

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