習近平国家主席は1日、北京の人民大会堂で、エジプトのアブドルファッターフ・アッ=シーシ大統領と会談した。
習主席は、「エジプトはアラブ世界、アフリカ、イスラム世界、発展途上国、新興エコノミーの代表であり、国際問題と地域問題での影響力が上昇を続けている。中国は中国とエジプトの全面的な戦略的協力パートナーシップを非常に重視する。中国はエジプト政府が安定維持、経済発展、国民生活改善で行う努力をこれからも変わりなく支持し、エジプトが自国の国情に合致した発展の道を歩むことを支持し、エジプトが国際問題と地域問題でより大きな役割を発揮することを支持し、エジプトとともに戦略的なコミュニケーション・協力を強化し、共通の利益を保護することを願う。中国はエジプトが『一帯一路』(the Belt and Road)の共同建設の重要かつ長期的な協力パートナーであると考えており、エジプトと両国の実務協力を推進し、反テロリズムや安全保障での協力を強化したい」と述べた。
シーシ大統領は、「エジプトは『一帯一路』イニシアティブを早くから支持してきた国であり、このイニシアティブがエジプト・中国の二国間協力と国際・地域協力に巨大なチャンスをもたらすことを確信する。エジプトは今後も引き続き『一帯一路』の共同建設を支持しこれに参加する。エジプトはアフリカ連合の次期持ち回り議長国として、アフリカと中国との協力を引き続き推進する。アフリカ各国が最も必要としているのは発展だ。中国アフリカ協力フォーラム北京サミットが開催されたことはアフリカの発展を中国が非常に重視していることの表れだ。アフリカは中国のサミット開催が成功するよう全力で支援する」と述べた。
会談後、両国のトップは二国間協力文書の調印式を見守った。
「人民網日本語版」2018年9月2日