8日付フィリピン紙『Philippine Daily Inquirer』はフィリピン国防省のアンドロン報道官の話として、フィリピンが10月下旬に中国の湛江及び周辺海域で実施される、中国―ASEAN海上合同軍事演習に参加すると伝えた。記事によると、中国とASEANが海上合同演習を実施するのはこれが初。アンドロン氏は、フィリピンは10月22−29日に同演習に参加するが、現段階ではどの艦艇を派遣するか決定していないと述べた。フィリピン海軍のロバート・エンベドラッド司令官が参加する可能性が高い。
これまでの情報によると、今回の同演習は2つの段階に分かれる。第1段階は卓上シミュレーションで、8月2、3日にシンガポールのチャンギ海軍基地で実施済みだ。第2段階は実兵演習だ。アンドロン氏は8日「相互理解を深め、海上の偶発的遭遇の処理と海上条約の改善の可能性を模索したい」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月9日