米国がINF条約から脱退、中国を槍玉に挙げるのは完全に間違い

米国がINF条約から脱退、中国を槍玉に挙げるのは完全に間違い。

タグ:米国 INF条約 脱退

発信時間:2018-10-23 14:11:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 トランプ米大統領が、米国がINF(中距離核戦力)全廃条約から脱退すると発言したことについて、中国外交部の華春瑩報道官は22日「条約脱退問題について中国を槍玉に挙げるのは完全に間違っている」と述べた。


 定例記者会見において、記者からは「報道によると、トランプ大統領は選挙集会に出席後、ロシアが長年に渡りINF条約に違反し続けていることから、米国は条約から脱退すると発言した。またロシアと中国が開発を継続しないと約束しない限り、これらの武器の開発を余儀なくされると述べた。中国側はこれについて、どのように論評するか」という質問があった。華報道官は次のように回答した。


 INF条約は米ソ両国が冷戦時代にまとめた重要な軍縮条約だ。同条約は国際関係の緊張緩和、核軍縮の推進、さらには世界の戦略的バランスと安定の維持に向け重要な力を発揮した。今日においても、依然として非常に重要な意義を持つ。一方的な脱退は、各方面に悪影響を及ぼす。


 同条約からの脱退で中国側を槍玉に挙げるのは、完全に間違っていると強調しておく必要がある。我々は関連国が長年に渡る得難い成果を惜しみ、対話と協議を通じ条約と関連する問題を慎重かつ適切に処理し、脱退問題で思考を重ねてから行動することを望む。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月23日

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