一連の東アジア協力首脳会議が14日、引き続きシンガポールで開催された。中国、ロシア、韓国、日本、ASEAN10カ国を含む各国の指導者が同日、多くの二国間会談を開いた。ロシアのイタルタス通信は14日、同会議はすでに重要な外交の舞台になったと伝えた。
李克強総理は14日にシンガポールで、第21回中国・ASEAN(10+1)首脳会議ならびに中国・ASEAN戦略的パートナーシップ構築15周年記念サミット、第2回東アジア地域包括的経済連携(RCEP)首脳会議に出席した。またカナダのトルドー首相、シンガポールのハリマ・ヤコブ大統領、豪州のモリソン首相、NZのアーダーン首相と会談した。李総理は中国・ASEAN(10+1)首脳会議に出席した際に、中国・ASEAN関係は15年に渡り並々ならぬ過程を経て、全面的・多層的・広範な協力を展開したと表明した。また、戦略的な中身が絶えず豊富になり、互恵・ウィンウィンの新構造を構築し、地域の発展と繁栄を促進したと指摘した。またRCEP首脳会議では、次のように表明した。我々は1年前にマニラで、第1回RCEP首脳会議を開いた。1年に渡り、ASEANの主導のもと、ASEAN議長国シンガポールの推進を受け、各国は作業のペースを上げ、交渉の進捗率は昨年の50%未満から今年の80%弱に急上昇した。交渉は現在、重要な時期を迎えている。我々は引き続き努力し、積極的な流れを維持し、「ゴールポスト前のシュート」を決め、来年の合意を目指す。貿易及び投資の自由化・円滑化の水準を高め、地域経済一体化を促進し、地域各国の国民が一日も早く利益を手にできるようにする。
「現在及び予見可能な未来において、中国はASEANにとって優先的な方向だ」13日付ジャカルタ・ポスト紙は、李総理が一連の東アジア協力首脳会議と、各貿易パートナーとの会談に出席したが、これはこの年に一度の盛典が成果を手にするため直接的かつ決定的な影響を及ぼすと報じた。またASEANと中国にとって、協力は最も合理的な選択であり、中国はASEANの優先的な方向だと論じた。ドイツのテレビ局は14日、中国を始めとするアジアは未来の経済の中心であり、国際・地域情勢に変化が生じているが、各国はシンガポールで自信を示していると伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月15日