最新の調査によると、今年4月にネバダ州で発生したF-22による事故は、操縦士の不適切な操作によるものだった。19日付米空軍専門紙『エアフォース・タイムズ』が伝えた。
今年4月、F-22が離陸時にランディングギアを早めにしまったことから、滑走路との激しい摩擦が生じ損傷した。
米空軍第90戦闘機中隊のF-22が当時、ファロン海軍航空基地から離陸したが、その瞬間に地上に墜落した。胴体部分が地面に擦れ、約2キロ先でようやく停止した。機体は大破した。調査結果によると、当時のF-22の離陸速度は142ノットで、推奨速度を22ノット下回っていた。この速度は滑走路からランディングギアを上げるには十分だが、空を安定飛行するには不十分だ。
米空軍の調査報告書によると、F-22の操縦士には過度な自信という状況が存在する。多くの操縦士は日常的な訓練で、腕前を披露しようという心理を持っている。「大半の操縦士は、F-22の強力なエンジンにより、離陸が容易だと信じている」事故を起こした米空軍操縦士も、同僚の前でF-22の性能を誇ろうとし、早めにランディングギアをしまったと認めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月21日