「世界人権宣言」発表70周年記念座談会が10日、北京で開催された。習近平中共中央総書記(国家主席)が書簡で祝辞を寄せ、「世界人権宣言は人類文明の発展の歴史において重大な意義を持つ文書であり、世界の人権事業の発展に深い影響を与えた。中国国民は各国の人々と共に平和・発展・公平・正義・民主・自由という人類共通の価値観を堅持し、人の尊厳と権利を守り、より公正で合理的かつ包摂的な世界人権ガバナンスの形成を後押しし、人類運命共同体を共に構築し、世界の素晴らしい未来を切り開くことを望んでいる」と強調した。新華社が伝えた。
習総書記は「人々の幸福な生活が最大の人権だ。中国共産党は誕生したその日から、人々の幸福を図り、人類の発展を図ることを奮闘目標としてきた。中華人民共和国成立から70年近く、特に改革開放後の40年で、中華民族は立ち上がり、豊かになり、強くなり始める偉大な飛躍を迎えた。中国発展の成果を1点に総括すると、億万の中国国民の生活が日増しに改善されたことだ」と指摘。
「時代は発展し、人権は進歩している。中国は人権の普遍的原則と現代の実状の結合を堅持し、国情に合った人権発展の道を歩み、人々中心の人権理念を奉じ、生存権と発展権を最も重要な基本的人権とし、国民全体の経済・政治・社会・文化・環境的権利の釣合のとれた増進を図り、社会的公平・正義を守るべく努力し、人の全面的発展を促進している」と強調した。
また「時代とともに進み、正しきを守って革新し、人類文明の多様性を豊かにし、世界の人権事業の発展を推進するために一層の貢献をする」よう中国の人権研究者に求めた。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年12月12日