【記者】先ほど中朝は緊密な交流の伝統を保っているとしたが、中国の指導者と金正恩氏は6年間会うことがなかったにもかかわらず、この約1年間で4回も会談している。この点についての中国側の解釈を聞きたい。
【陸報道官】先ほど私が述べたように、中朝両党・両国には伝統的な友好関係がある。事実、それぞれ異なる時期においても、双方は常に接触の伝統を保ち続けてきた。それがどのような形で示されるかという点については、その時期によって当然ながら状況が異なってくる。そのため、この点に関し、特に解釈は必要ないと考えている。
より注目すべき点は、中朝双方が共に両国関係の深化と朝鮮半島に関する問題の適切な解決、朝鮮半島と地域の平和・安定の共同維持に尽力している点であるはずだ。
【記者】金委員長はすでに複数回にわたり、訪中しているが、習主席に答礼訪問の計画はあるか。近いうちにそうした計画はあるか。
【陸報道官】中朝双方は上層部友好交流の伝統を保っている。上層部交流は中朝関係の発展において以前から重要な先導と推進の役割を果してきた。関係する情報があれば、適時公表する。
【記者】金委員長の今回の訪問に中国側は何を期待しているか。また双方はどのような成果を望んでいるか。
【陸報道官】昨年、習総書記(国家主席)と金委員長が会談した際、双方が様々な形で日常的な連絡と意思疎通を保つことで一致したことを、皆さんはまだ覚えているだろうか。双方は必要な戦略的意思疎通を強化し、中朝関係の健全で安定した発展の推進、朝鮮半島の長期的な安定・平和の実現、地域の平和・繁栄の促進のために共に努力する必要があるという認識で一致した。金委員長が今回の訪中で関心を共有する国際・地域問題を含む中朝両党・両国関係の深化について中国の指導者と踏み込んだ意見交換をすることは間違いない。金委員長の今回の訪問による具体的成果については、適時情報を公表する。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年1月9日