旧暦の新年を目前に控えた2月1日、習近平総書記は厦門大学管理学院外国籍教授のウィリアム・N・ブラウン氏(中国語名は潘維廉)に返信し、『我不見外――老潘的中国来信』の出版を祝い、30年の貴重な時間を中国の教育事業に捧げたことに感謝した。また彼がより繁栄・進歩する幸福で美しい中国、それから世界と人類のためより多くの幸福をもたらす中国を見守り、より素晴らしい中国の物語を記すことになると信じていると表明した。
ブラウン氏の新書『我不見外――老潘的中国来信』(中国語版、英語版)の刊行記念イベントが昨年12月22日に行われた。著者は30年に渡り米国の家族や友人に書いた個人的な手紙の中から47通を選び、長期的に中国で生活する外国人の独特な視点から、改革開放の歴史の歩みと中国の偉大なる変革を記録・記述した。本書の出版は、世界に中国の改革開放の成果を宣言・展示し、開放的で包括的な福建省の対外的なイメージを樹立し、改革開放の歩みにおける厦門の往時と物語を生き生きと語ることに対して、独特な価値と力を持つ。海外の読者に中国の変化と、筆者の一家の中国に対する深い思い入れをありのまま示す。刊行記念イベント後、ブラウン氏は本書を習総書記に贈った。
習総書記は1日、ブラウン氏に返信し、その中で「厦門は良き場所だ。そこはあなたにとって第二の故郷であり、私が勤務した場所でもあり、多くの美しい記憶がある。あなたは厦門大学で30年間教鞭を執り、人生の貴重な時間を中国の教育事業に捧げた。この厦門と中国への深い思い入れに私は感動させられた」と記した。
習総書記は「中国の改革開放の目撃者であるあなたは近年、厦門や福建省のために発言し、世界にありのままの中国の物語を伝えている。この『不見外』(他人行儀でない)を私は称賛する。あなたがより繁栄・進歩する幸福で美しい中国、それから世界と人類のためより多くの幸福をもたらす中国を見守り、あなたの記す中国の物語がより素晴らしいものになることを信じている」と表明した。
ウィリアム・N・ブラウン教授(1956年生まれの米国人)は1988年に米証券会社Firstradeのバイスプレジデントを辞任し、家族揃ってアモイを訪れた。厦門大学管理学院MBAセンターで教鞭を執り、すでに30年になる。ブラウン氏は初めて厦門に定住した外国人、福建省初の外国籍永住者であり、中国の大学が最も早く招聘したMBAコース外国籍教員の一人でもある。国家外国専門家友好賞、福建省栄誉公民、厦門市栄誉市民などの称号を授与されている。著作には『魅力厦門』『魅力福建』『魅力泉州』などがある。ブラウン氏は誇らしそうにビン南語で「私は厦門人だ」と話す。
中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月5日