外交部(外務省)の陸慷報道官は25日、ベネズエラ情勢に関する記者の質問に「中国側は国際社会がベネズエラの主権の尊重を前提に、建設的な支援を行うことを希望する」と述べた。
報道によると、グアイド氏は23日、米国やコロンビアの支持を得て「人道支援」物資をベネズエラに搬入しようとしたが、マドゥロ政権に阻止されて成功しなかった。他方、マドゥロ大統領は国連を通じたEUの「人道技術支援」の受け入れには同意すると発表した。
陸報道官は「中国側はベネズエラの平和・安定維持を望み、国際法と国際関係の基本原則の遵守を呼びかけ、ベネズエラの内政への外部勢力の干渉に反対し、いわゆる『人道支援』問題を借りて政治的目的を達成することに反対している。ベネズエラ国内と周辺諸国の情勢を不安定化させ、動揺させるのは各者の利益にならない」と指摘。
「われわれは改めて、ベネズエラの朝野各者に対して憲法と法律の枠内で、対話と協議を通じて政治的解決策を探るよう呼びかけ、ベネズエラの国家の安定、経済発展、民生改善に真に資する事をするよう国際社会に呼びかける。国際社会がベネズエラの主権の尊重を前提に、建設的な支援を行うことを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年2月26日