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＜2019年政府活動報告＞重点分野の改革を深化させ、市場メカニズムの十全化を急ぐ。
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第13期全国人民代表大会第2回会議が5日午前9時より北京市の人民大会堂で開幕し、李克強総理が国務院を代表して政府活動報告を行った。李総理は政府活動報告で次のように述べた。
重点分野の改革を深化させ、市場メカニズムの十全化を急ぐ。際立った矛盾とカギとなる部分に照準を合わせて、関連改革の深化を促し、質の高い発展に適した体制・仕組みを整え、市場の活力と社会の創造力を十分に引き出す。
国有資本・国有企業改革を加速させる。国有資産の監督管理を強化•改善し、国有資本投資会社、運営会社改革の試行を推進し、国有資産の価値の維持•増大を促す。混合所有制改革を積極的かつ穏当に推し進める。コーポレートガバナンス構造を完全なものにし、市場化経営の仕組みを整え、専門経営者などの制度を確立する。「ゾンビ企業」を法に基づいて処理する。電力、石油、天然ガス、鉄道などの分野の改革を深化させ、自然独占業種は各業種の特性に基づいて「網運分離（インフラ網担当サイドと運営担当サイドに分けること）」を行い、競争性のある業務を全面的に市場に開放することとする。国有企業は、改革革新・体質改善によって、発展の活力とコアコンピタンスを不断に高めていかなければならない。
民営経済の発展環境の改善に大いに力を入れる。「二つの揺るぐことなく（①揺るぐことなく公有制経済をうち固めて発展させ、②揺るぐことなく非公有制経済の発展を奨励・支援・リードする）」を堅持し、非公有制経済の発展を奨励・支援・リードする。競争の中立性の原則に基づき、生産要素の獲得、参入許可、経営運営、政府調達、入札などの面において、各種所有制企業を平等に遇する。親身で清廉な新型政商関係（政府と民営企業の関係）を構築し、政府と企業の意思疎通の仕組みを整え、企業家精神を喚起し、民営経済の発展・向上を促進する。財産権の保護を必ず揺るぐことなく貫き、権利侵害行為を法に基づいて処罰し、誤審・冤罪事件を見つけ次第必ず正さなければならない。良好なビジネス環境の設備に努めて、企業家が安心して企業を経営できるようにしなければならない。
財政・租税体制と金融体制の改革を深化させる。予算公開改革にさらに力を入れ、中央と地方の財政権限と支出責任の区分改革を推し進める。地方税体系を整え、不動産税の立法化を着実に推し進める。地方政府の起債型資金調達の仕組みを規範化する。実体経済を支えることを念頭に、金融体系構造を改革・最適化、民営銀行とコミュニティーバンクを発展させる。資本市場の基礎制度を改革して充実させ、多層的な資本市場の健全で安定した発展を促し、直接金融とくにエクイティーファイナンスの割合を高める。保険業のリスク保障機能を増強する。金融リスクのモニタリング・早期警報および解消・処理を強化する。わがくには財政・金融体系が全般的に安定しており、運用できる政策手段も多いので、われわれには系統性リスクを生じさせないという最低ラインを守る能力がある。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2019年3月5日
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