F-35Aが韓国の「キルチェーン」に、北東アジアのパワーバランスに変化も

F-35Aが韓国の「キルチェーン」に、北東アジアのパワーバランスに変化も。韓国が米国から導入する第1陣・2機のF-35A戦闘機がこのほど、韓国の清州空軍基地に到着し、韓国軍に就役した。これは韓国が正式にステルス戦闘機を持つ国になったことを意味する…

タグ:戦闘機 F35 韓国 空軍 

発信時間:2019-04-09 14:24:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米国側は武器販売の利益を手にするほか、日韓などでF-35の全体的な配備を終え、「米国中心で同盟国が追随」を「米国と同盟国が同時進行」という行動モデルに変えることで、リスクとコストを分担させることが可能だ。うち北部方面では日本の三沢基地にF-35Aを10機配備し、初歩的な戦闘力をほぼ形成している。西日本の岩国基地に配備されている16機のF-35Bは、すでに常態的な戦闘態勢を整え巡航任務を行っている。東中国海方面では、沖縄県へのF-35Aの周期的な配備が常態化している。F-35Aが清州に配備された後、米国は同型機の合同訓練を口実に、日本海及び黄海方面で大規模編隊による訓練を行う。昨年の「ビジラント・エース」などの軍事演習では、米国のF-22やF-35などが韓国の光州及び群山などを離着陸基地として訓練を行った。


 韓国メディアの大々的な報道とは対照的に、韓国政府はF-35Aの配備を目立たないよう処理しようとしている。国防相、空軍参謀総長を含む韓国軍高官が交付式に欠席し、清州空軍基地も「計画通りに配備を推進」といった短い情報しか伝えていない。これについては、半島情勢が全体的に落ち着きを取り戻すなか、姿を隠しながら急襲し正確にターゲットを攻撃するといったF-35Aの作戦能力が、朝鮮側から懸念される恐れがあるためと分析されている。


 韓国が今年1月に同型機の年内配備を発表すると、朝鮮労働党の機関紙『労働新聞』は、「韓国側がステルス戦闘機を導入することで、軍事的な対立を引き起こし、関係改善の雰囲気を損ねる」と伝えた。韓国政府のこの措置は、朝鮮への過度な刺激を回避することを目的としている。また同型機の価格や実用性などについても、韓国国内には異なる声がある。韓国側の追加調達計画は、一部の野党と国民から反対されている。韓国軍・政府高官は低姿勢を維持し、国内の不満を抑えようとしている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月9日

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