中国商務部が16日に開いた定例記者会見において、高峰報道官は「米国側のいじめ主義、極端な圧力をかけるやり方により、中米経済貿易協議が挫折している。中国側は一貫して一方的な関税措置に反対している。米国側が関税を引き上げても、協議をより難航させるばかりだ。貿易戦争に勝者はなく、中米両国ひいては全世界の利益を損ねる」と指摘した。
米国の企業と消費者が被害者に
質問:米大豆協会、米中貿易委員会などの米国の機関がこのほど、さらなる関税引き上げを停止するよう呼びかけている。米機器製造協会も、中国製品への関税引き上げは製造メーカーに恐ろしい結果をもたらし、さらには今後10年間で雇用が40万人分減少すると警鐘を鳴らした。中国側はこれについてどのように論評するか。
答え:我々は米国内の業界の関税引き上げに反対する声に注意している。関税引き上げの影響を実感する人が増えている。米国の企業、消費者が被害者だ。これは貿易戦争に勝者はなく、中米両国ひいては全世界の利益を損ねることを十分に証明している。
すべての在中企業の合法的な権益を保護
質問:在中米国企業が中国の報復措置の対象になると懸念されているが、これについてはどのように論評するか。
答え:過去数十年に渡り、中国は常に外資から最も歓迎される市場の一つだった。すべての在中企業の合法的な権益は、中国政府によって保護される。中国は引き続き力強い措置を講じ、各国の企業に向けより安定的で公平で透明な、予見可能なビジネス環境を構築する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月17日