李克強総理は24日から25日にかけて、山東省を視察し、企業の成長を促進するには減税や費用の削減を徹底し、金融サービスを向上させるべきだと強調しました。
李総理は、機械メーカーの濰柴グループを視察した際に、「中国経済は安定的に推移しているが、複雑な情勢や下押し圧力に対応するため、減税や費用の削減が極めて重要である。長い目でみても、成長への持続力の維持や税源の確保につながる」と語りました。
また、人工知能の開発や製造を行う民間企業の歌爾/ゴアテックを視察した際に、李総理は「中国はマーケットの潜在力が巨大で、技術の革新や自らの努力、幅広い協力により着実に前進すれば、最終的に消費者や市場を獲得できる」と述べ、政府としても制度の完全に取り組み、企業の研究や開発を奨励して、トータル的なイノベーションのレベルアップを目指すとの方針を示しました。
このほか、李総理はエネルギーの新旧交代設備の試験エリアに関する報告を受け、経済発展の中で山東省が挙げた成果を評価し、今後も質の高い発展でより重要な役割を果たすよう期待すると述べました。
「中国国際放送局日本語版」2019年5月26日