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外資系宅配企業、中国の法を遵守せよ＝国家郵政局長。
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米宅配大手のフェデックスが中国で宛名通りに配達しなかった問題で、国家郵政局の馬軍勝局長は新華社のインタビューに応じた際に、いかなる宅配企業も中国の法律と法規を遵守しなければならず、中国企業及び利用者の合法的な権益を侵害してはならないと表明した。馬氏は次のように指摘した。
我々はこのほど、利用者から次のクレームを受け付けた。フェデックスが利用者の同意を得ず、かつ利用者に通知しないまま独断で宅配物を別の場所に迂回し、宛名通りに関連宅配物を配達しなかった。利用者の合法的な権益を著しく損ね、宅配市場の秩序を乱し、中国の宅配業の関連法規に違反した。そのため国の関連部門は事件として調査を行うことを決定した。
中国の宅配法律及び法規は比較的健全で、「中華人民共和国郵政法」「宅配暫定条例」「宅配市場管理方法」「宅配サービス国家基準」などがある。
「宅配暫定条例」第25条には、「宅配事業を経営する企業は宅配物を決められた宛先、受取人、もしくは受取人が指定する代理人に配達し、かつ受取人もしくは代理人に直接受け取り確認するよう伝えなければならない。受取人もしくは代理人は直接受け取り確認する権利を持つ」と規定されている。
「宅配サービス国家基準」は宛先に直接渡すよう規定している。「宅配市場管理方法」は「宅配事業を経営する企業は宅配サービス基準に基づき、宅配事業経営活動を規範化し、サービスの質を保証し、利用者の合法的な権益を守らなければならない。約束した期限内に宅配物の宅配を終えなければならない。宅配サービス基準に違反し、利用者の利益を著しく損ねた場合、郵政管理部門は法に基づき調査を行う」と規定している。
これは利用者に配達する際の中心的な条項であり、宅配サービスに従事する企業に対して必ず取り決めた宛先、受取人、及び代理人に直接宅配するよう求めている。この条項に違反し、利用者の権益を損ねた場合、郵政管理部門は調査を行う権利を持つ。
フェデックスに対する調査は、宅配市場の秩序維持を促し、利用者の合法的な権益を守り、郵政通信安全及び経済安全を保証する。
中国の宅配市場は巨大で、高度発展し、高い潜在力を秘めている。我々は各国の投資を歓迎する。ただしその前提条件は、中国の法律と法規の遵守、市場ルールと契約精神の遵守だ。非商業的な目的により正常な宅配サービスを阻んではならず、中国企業の合法的な権益を損ねてはならない。我々は海外企業が中国宅配業の法規をしっかり遵守し、法に基づき経営し、サービス品質及び運営の管理を強化し、ルールを守り宅配サービスを提供することを心から願う。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2019年6月3日
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