韓国軍は排水量3万トン級の「純空母」を建造し、垂直離着陸が可能なF-35Bステルス戦闘機を搭載する予定だ。これにより軽空母で日本を追い抜くことになる。米軍事専門紙ディフェンスニュース(電子版)が23日に伝えた。
韓国軍は今世紀20年代末に次世代強襲揚陸艦を建造する。軽空母に似た全通甲板を採用し、多くのヘリを搭載できる。韓国国家戦略研究所の専門家によると、これは韓国軍のアップグレード計画に初めて盛り込まれた軽空母クラスの大型艦で、「中国と日本の脅威に対応する韓国海軍の能力」を高めることができるという。韓国海軍の現役最大の艦艇は排水量1万4500トンの独島級揚陸艦だが、計画中の次世代強襲揚陸艦の排水量は3万トンとその倍以上になり、かつ空母化を予定している日本のいずも型ヘリ空母(2万7000トン)をも上回る。日本は2隻のいずも型に垂直離着陸が可能なF-35Bを搭載することを決定している。
韓国合同参謀本部の報道官によると、初歩的な設計の完了後、関連建造計画が議事日程に上がる見通しだ。情報によると、韓国軍の未来の「准空母」も自衛隊の計画と同じく、F-35Bの搭載が可能になる。韓国空軍は現在、通常離着陸型のF-35Aを40機発注しており、さらに20機追加購入する予定だ。消息筋によると、韓国軍は「准空母」との協力作戦を考慮し、F-35Bをさらに20機追加調達する準備を進めている。「国を背景とする研究機関が現在、F-35B調達の関連事項について評価しており、9月に最終的な研究の結論を発表する予定だ」消息筋によると、未来の韓国の「准空母」はスキージャンプ型甲板を搭載し、最多でF-35Bを16機、海兵隊員を3000人、装甲車を20台搭載できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月27日