毎日延べ数百万人に利用される香港の交通の命脈に暴力行為の照準を合わせる暴徒らは、市民全体を私欲の犠牲にしている。今やいかなる口実もその悪行を美化できなくなった。これを放任し続ければ、香港社会はより重く大きな犠牲を強いられることになる。
暴徒の行為が平和の訴えとはまったく関係がないことは、もはや十分に明らかだ。彼らは憤りと不満をぶつける対象を欲しているだけだ。地下鉄の施設を破壊し、街頭で騒ぎを起こし放火する。これらの行為はその狂気と無知を示し、さらに他人の需要と権利を完全に無視する恐ろしい心理を露呈している。彼らが現在の社会の安寧、市民の安全にとって最大の脅威であることは間違いない。
驚くべきことに、香港社会の一部の人は暴力を容認する態度をとり、一線を画しようとしていない。これは暴徒の増長を促し、彼らにいわゆる「抗争」が社会から支持されている、もしくは受け入れられていると誤解される。彼らに、自らを美化する夢幻を見させる。香港を愛する「沈黙の大多数」は現在立ち上がり、暴力に大声で「ノー」と言うべき時を迎えている。
法治を明らかにし、社会を安定させる。混乱し秩序が失われた香港を見ることは誰もが望まない。特区政府は現在、社会各界との対話を混乱解消の方法としている。すべての理性ある香港人は真剣に思考し、建設的な枠組み内で香港のよりよい未来を目指すべきだ。さまざまな口実を掲げる暴力が街頭で何度も上演され、この土地で暮らす罪なき人々を傷つけることを回避するべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年9月9日