中国周辺諸国の政府と政治家は最近公の場で、香港関連問題における中国側の立場と措置を支持し、外部勢力による中国への内政干渉、香港の繁栄・安定・安全の破壊に反対した。香港の過激派により違法暴力行為を批判し、香港が正常な秩序を早急に取り戻すことを願い、中国を支持する力強い声を上げた。
一国二制度を支持、外部からの干渉に反対
朝鮮外務省の報道官は、朝鮮は国家主権、安全、領土保全、香港の繁栄・安定を守る中国の党及び政府の立場と措置を全力で支持すると表明した。
「外部勢力は最近、完全に中国の内政に属する香港事務に干渉し、香港社会の安全と秩序を破壊し、市民の生命と財産を損ねようする意図を露呈しているが、朝鮮側はこれに懸念と反対を表する。香港は中国の香港であり、いかなる国・組織・個人も中国の主権・安全・一国二制度を損ねてはならない」
カンボジア外交国際協力省は声明の中で、カンボジアは一つの中国という基本的な事実を尊重し、香港の現在の情勢は中国の内政であると判断すると表明した。カンボジア政府の報道官は、新華社の独占インタビューに応じた際に「一国二制度の香港における実践は成功している。この政策のもと、香港人は平和・安定・繁栄の生活を享受した。一部の西側諸国は民主や人権を口実とし中国に内政干渉している。これらの国は中国の発展を恐れ、その平和的発展の道を妨害するため事を構えたがる」と批判した。
パキスタン外務省の報道官は「香港事務は中国の内政だ。パキスタン側は中国中央政府と香港特区政府による、国家主権と香港の繁栄・安定を守るための措置を理解する。すべての国は国際法と、多国に内政干渉しないという基本準則を堅持するべきだ」と述べた。
シンガポールのシャンムガム内務兼法務大臣は、聯合早報などのインタビューに応じた際に「我々は、香港が中国の一部という事実を認識するべきだ。価値観ではなく事実に着目すべきだ」と話した。
暴力行為を批判、秩序の早期回復を呼びかけ
フィリピンのドゥテルテ大統領は中国訪問中、フィリピンは香港問題について中国の法律と、法に基づき法治を維持する権利を完全に尊重すると表明した。
ASEAN事務局副代表のKung Phoak氏は、香港情勢に関する記者からの質問に「暴力行為は香港が直面している問題を解消せず、香港及び地域の発展に深刻な影響を及ぼすだけだ。法治を尊重・維持し、社会の秩序を早期回復させることは、香港及び市民全体の根本的な利益に合致する」と答えた。
ラオス外務省は、ラオスは香港特区政府の努力のもと、事態が適切に処理され、香港が早急に正常な秩序を取り戻すことを願うと表明した。
タイ外務省は、タイは香港特区政府が平和的な手段により情勢を和らげ、香港特区の永続的な繁栄を実現し、香港市民のために光あふれる未来を作ることができると信じていると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月21日