香港貿易発展局が主催する香港玩具展が6日、香港で開幕した。会場では模型の自動車、ロボット、人形、積み木などのさまざまな玩具が展示された。世界各地の業者は、この展示の場を借りて新製品をPRしようとしている。
このアジア最大の玩具展は今年、第46回目を迎えた。約40カ国・地域の約2100の業者が出展した。今年は複数の展示エリアが設けられた。「ブランド回廊」には240以上の世界的に有名なブランドの玩具が勢揃いした。「スマート玩具」では革新的な科学技術を採用した玩具とゲームが展示された。「大きな子供世界」には、マジック用品や模型など、大人向けの玩具が集まった。
子供の創意を刺激するスマート玩具は今年も見どころとなった。初めて出展した北京市の科学技術企業は、新たに開発した、遠隔操作可能な鳥の玩具をもたらした。展示ブースの職員の張氏は、「当社の主力は顔認証技術で、事業拡大により初めて玩具を開発した。玩具展が新製品PRの理想的な場になることを信じている」と述べた。
路面電車は香港で100年以上の歴史を持つ公共交通機関だ。ある香港企業が開発したスマート遠隔操作積み木香港路線電車は、伝統とイノベーションを結びつけ注目を集めた。スマホアプリで積み木電車の走行方向を制御・プログラミングでき、興味深く知育になる。
同社の共同創業者である張嘉怡氏によると、彼らはスマートな要素を伝統的な積み木に導入し、遊びの体験を豊かにした。子供は創意を発揮し、大人は昔を懐かしむことができる。
今年の香港玩具展は1月9日まで続き、ベビー用品と文房具の展示も行われる。3つの展示には約2950の業者が集まる。主催者側は200組のバイヤーを招待した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月8日