イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の葬儀が7日、ケルマンで執り行われた。参列した群集が転倒し、死者が56人に増えている。
イラン国営テレビはイラン緊急医療サービスセンターの責任者の話として、本件による死者が少なくとも56人にのぼり、他に213人が負傷したと伝えた。
イラン国営テレビはこれまで、少なくとも35人が死亡し、48人が負傷したと伝えていた。
米軍の空襲で死亡したソレイマニ氏の葬儀が同日、出身地ケルマンで執り行われた。数十万人の現地人がソレイマニ氏を悼み、道路を埋め尽くし、転倒が発生した。テレビ局の動画によると、一部の人はぴくりともせず路傍に横たわり、一部の人は大声で助けを求めていた。救急隊員が現場で救助活動を行っていた。
転倒事件により、葬儀の時間が遅れた。イランのロウハニ大統領は本件の犠牲者の遺族に慰問の意を表した。
ソレイマニ氏は今月3日、イラクの首都バグダッドの国際空港で米軍の空襲を受け死亡した。イランの最高指導者ハメネイ師はその後、イラン側は本件について「強硬な報復」を行うと表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月8日