中国共産党中央政治局が21日北京で会議を開き、新型コロナウイルス感染症の予防・抑制対策を協議し、感染症対策と経済・社会の発展を同時に進めるよう手配しました。習近平中国共産党中央委員会総書記が会議を主催しました。
会議では、「目下、感染拡大の勢いが初歩的に抑制されたものの、全国的に見るとまだターニングポイントは迎えていない。湖北省と武漢市の状況は依然として厳しくて複雑で、少しも気を緩めてはならない。感染症は経済成長に顕著な影響を与えたものの、中国経済は大きな強靭性と潜在力があることから、長期的に見れば、好転に向かう勢いは変わらない。感染症の予防・抑制対策と経済・社会の発展を同時に進めるよう統一的に手配し、2020年の経済・社会の発展目標の実現、小康社会(いくらかゆっとりのある社会)の全面的達成や貧困撲滅に向けた堅塁攻略の目標の実現、第13次五カ年計画の達成を目指していく」ことも強調されました。
さらに、秩序ある操業再開や対外開放、国際協力の深化などに関する具体的な提案が議論されました。
この日、李克強総理は医療物資の生産と供給状況を視察するため北京市海淀区を訪れました。李総理は、「感染症の予防・抑制対策と経済・社会の発展を同時に進めるよう統一的に手配すべきだ。大企業・中小企業間の協力と協働を促し、医療物資や感染症対策に必要な物資の生産を拡大し、予防・抑制と秩序ある操業再開のニーズを力強く保障していく」ことを強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年2月22日