中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)による新型コロナウイルス感染症の対策を協議する特別外相会議が20日、ラオスの首都・ビエンチャンで開かれました。王毅国務委員兼外交部長は席上、中国が感染拡大の防止・抑制に向けた力強い措置を詳しく紹介しました。そうした中、フィリピンのロクシン外相は21日にツイッターで、「今回の特別外相会議は科学と事実に基づき、啓発的な意義がある」とつぶやいたと同時に、デマを拡散させる政府と人は非難されるべき存在とし、「彼らは全人類が直面している脅威を地政学的な道具にとらえるほどに堕落し、自身の恥を知るべきだ」と示しました。
ロクシン外相はまた英文週刊ニュース誌「TIME(タイム)」の記事を引用して、「世界が新型コロナウイルスの予防・抑制で良いスタートを切ることができたのは、中国の科学界に力強いサーベイランスとSARS対応の経験があることによるものだった。中国の科学者はわずか数週間でウイルスの遺伝子配列の分離に成功し、国際社会とデータを共有させ、世界の新型コロナウイルスへの対応のスピードを速めた」と評価しました。さらに、「ここで得られる共通の結論は、大陸間での感染防止・抑制は中国の取組によるものだ」と表明しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年2月22日