認定基準の差、感染対策物資の協力の壁になるべきではない=外交部

認定基準の差、感染対策物資の協力の壁になるべきではない=外交部。国と地域によって感染対策製品の認定基準に差があるといった具体的な問題が、感染対策物資の協力の壁になるべきではない…

タグ:感染 対策 報告書 マスク

発信時間:2020-04-02 15:27:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  米国が中国製KN95マスクの輸入を拒否したという報道について、中国外交部の華春瑩報道官は1日の定例記者会見にて、「国と地域によって感染対策製品の認定基準に差があるといった具体的な問題が、感染対策物資の協力の壁になるべきではない」と述べた。


 記者からは「KN95マスクはN95マスクの中国代替品であるが、米食品医薬品局(FDA)は米国への輸入許可を拒否した。中国側はこの情報を証明できるか、本件についてどう論評するか」という質問があった。華報道官は次のように回答した。


 関連報道を見ているが、具体的な状況については知らない。報道が事実であっても、米国側のどのような考えに基づく決定かはっきりしない。私が言えることは、現在の感染状況においてマスクは各国が必要としている物資であり、中国の国内でも大きな需要が存在するということだ。中国側の企業はフル稼働で、残業・徹夜の生産を行っている。国内の需要を満たすと同時に、各国の感染対策に出来る限り保障を提供している。


 確かに感染対策物資の供給については、国と地域によって感染対策製品の認定基準に差があるといった具体的な問題がある。しかしこれらの問題は感染対策物資の協力の壁になるべきではない。


 また別の記者からの「サイエンス誌は米国・英国・中国の科学研究者が共同で作成した研究報告書を掲載した。報告書の著者の一人である英ケンブリッジ大学の研究者は、中国政府が当初武漢旅行禁止令及び全国緊急対応を行わなければ、武漢以外の地域では2月19日までに70万人以上の感染者が出ていたと指摘した。報告書は、中国の感染対策の成功がウイルス感染経路を断ち切り、感染源と感染しやすい人の接触を阻止し、その他の都市の貴重な時間を稼いだとしている。中国側はこれについてどう論評するか」という質問については、次のように回答した。


 私も関連報道を目にしている。この報告書は世界保健機関(WHO)の意見と一致しており、多くの国の首脳及び専門家の共通認識でもある。中国政府は直ちに最も全面的で最も徹底した最も厳格な感染対策を講じ、重大かつ段階的な成果を手にし、世界の感染対策の貴重な時間を稼いだ。WHOが指摘しているように、中国は歴史的に見て最も勇敢で最も柔軟で最も積極的な感染対策を講じ、感染の急速な拡散・流行という危険な流れを変え、数十万人の感染を回避した。


 中国側は引き続き感染対策の国際協力を積極的に展開し、関連国と中国側の感染対策の経験を共有し、一日も早く共に感染症に打ち勝ち、地域及び世界の公衆衛生安全を最大限に守る方針だ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月2日

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