中米関係が断たれれば誰にとってもメリットなく、世界にも害が及ぶ 李総理

中米関係が断たれれば誰にとってもメリットなく、世界にも害が及ぶ 李総理。

タグ:中米関係

発信時間:2020-05-28 19:30:55 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 28日午後の第13期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の閉幕後、李克強総理が人民大会堂3階の金色ホールで記者会見に出席し、国内外の記者からの質問に回答した。


 李克強総理は米NBCの記者の中米関係の問題についての質問に対し、以下のように答えた。


 現在、中米関係は確かにいくつかの新たな問題と試練に直面している。中米関係は非常に重要で、両国は国連安全保障理事会常任理事国であり、伝統的または非伝統的な試練への対応の面で多くの可能かつ協力すべき部分がある。経済貿易、科学技術、人文の面に幅広い交流があり、両国間には幅広い共通の利益があると言える。中米両国は合すれば則ち共に利し、分ければ共に損をし、両国民の利益だけでなく、世界にも関わる。そのため、一部の問題は発生後に世界の懸念を引き起こす。「新たな冷戦」とおっしゃったことについて、我々は冷戦思想を捨てることを常に主張している。いわゆる関係が断たれることについて、2つの主要経済圏の関係が断たれれば誰にとってもメリットはなく、世界に害が及ぶ。我々は両国首脳が達した重要な共通認識に基づき、協調、協力、安定を基調とした中米関係の構築を推し進めるべきであると認識している。


 経済に関しては、中米両国の経済はあなたの中に私がいる、私の中にあなたがいるという関係と言え、容易ではなかったが双方ともが受益している。数年前、米国のあるハイテク企業が中国武漢の実質的投資プロジェクトの着工を発表したことが思い出される。私はビジネス広告をするのではないが、その行為を評価し、祝い状を送った。この件は、中米商業貿易界は互いに必要とし、協力・ウィンウィンを実現できることを示した。


 中米間の商業貿易協力はビジネス規則を遵守し、市場が選択し、企業が判断し拍子をとり、政府がプラットフォームの役目を果たすべきである。中米は世界最大の発展途上国と世界最大の先進国であり、社会制度、文化の伝統、歴史的背景がそれぞれ異なり、矛盾の存在は避けられない。問題はどのように対処するかである。中米関係は数十年の紆余曲折を経て協力し前進しながら、苦労もあり、確かに複雑である。知恵で共通の利益を拡大し、矛盾を管理抑制する必要がある。要するに、互いに尊重し、平等に利益を得て、互いのコア利益を尊重し配慮し、協力・ウィンウィンを模索しなければいけない。これは自身、相手、世界にとってプラスとなる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月28日


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