月から火星へ、中国が宇宙で前進中=AFP通信

月から火星へ、中国が宇宙で前進中=AFP通信。人類を宇宙に送り月面に探査機を着陸させた中国は次に、宇宙の野心あふれる目標を達成しようとしている。中国は来週、火星探査機を打ち上げる…

タグ:宇宙 月 競争 天文 測位

発信時間:2020-07-18 09:36:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 人類を宇宙に送り月面に探査機を着陸させた中国は次に、宇宙の野心あふれる目標を達成しようとしている。中国は来週、火星探査機を打ち上げる。AFP通信が伝えた。


 中国、アラブ首長国連邦、米国は今月、この赤色の星に探査機を打ち上げる。この時期は火星が地球に最接近するからだ。


 中国の宇宙計画は近年、米国との競争展開において大きな進展を手にした。中国の火星探査機は7月下旬に機を見計らい、南部の海南島から打ち上げられる。同任務は「天問1号」と命名された。これは宇宙を詠んだ漢詩から抜粋された。


 今回の探査の目的は、探査機を火星軌道に乗せ、火星に着陸させ、さらに小型遠隔操作ロボットを投入し研究を行うことだ。この探査機は目的地に到達するまで5500万キロ以上も飛行しなければならない。ある関係者によると、この探査機は打ち上げから7カ月後、つまり来年2月に火星に到達する。

 

 中国は2013年に月面ローバー「玉兎1号」を、2019年に「玉兎2号」を月に送り込んだ。中国は後者により月の裏側に探査機を初めて着陸させた国になった。


 ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの天文学者であるジョナサン・マクダウェル氏は「玉兎は多くの面で火星探査の良好な実践だ。これは双方の地形が似通っているからだ。しかし火星は地球よりさらに遠いため、通信がより遅れる。これほど長期間の飛行により、問題が生じるリスクが拡大する」と指摘した。


 中国は2003年に、米国とロシアに続き世界で3番目に宇宙に人類を送り込んだ国になった。中国はさらに多くの衛星を打ち上げた。今年6月には北斗測位システムの構築を全面的に完了した。同システムは米国のGPSに匹敵する。

 

 このアジアの強国は2022年までに宇宙ステーションを建設し、軌道上に永久の立脚点を手にしようとしている。

 

 中国は現在より高い目標を設定しており、10年後に世界で2番目に有人月上陸を果たそうとしている。

 

  「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月18日

 

 

 

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