外交部の趙立堅報道官は28日の定例記者会見で、「米国が中国との関係について客観的かつ理性的に対応し、中国に歩み寄り、意見の相違について適切に処理し、相互協力を促進することで、両国関係を協調、協力、安定に基づいた正しい軌道に戻すよう米側に促す」と述べました。
報道によりますと、トランプ米大統領は共和党全国大会での演説で「大統領再選の暁には、米企業のビジネスを中国から米国に引き戻す」との考えを示しました。これに対し、趙立堅報道官は「米大統領選は米国の内政であり、中国はコメントしない。中国の対米政策は一貫して明確なもので、両国の協力は双方の利益となり、争えば双方が傷つくというものだ。中国は衝突せず対立せず、相互尊重、協力・ウィンウィンの中米関係を発展させていくことに力を尽くすと同時に、国家の主権と安全、発展の利益を断固として守る」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年8月29日