習近平国家主席は4日、2020年中国国際サービス貿易交易会の世界サービス貿易サミットで挨拶し、「中国が度重なる困難を克服しこの重大な国際経済貿易活動を催すのは、人々と手を携え努力し苦しい時を乗り切り、共に世界サービス貿易の発展と繁栄を促進し、世界経済の早期回復を推進するためだ」と強調した。
海外の関係者は、新型コロナウイルスの感染が世界で全面的に抑制されておらず、経済グローバル化が逆流に直面するなか、習主席の挨拶は中国が世界経済の早期回復を着実に推進しており、かつ確固不動の姿勢で対外開放を拡大していることを示したと判断した。世界は中国の大国としての責任感を再び実感したという。
アルゼンチンの知識経済当局者は「世界で感染症が猛威を振るうなか、サービス貿易交易会は全世界に向け中国の積極的な経済回復のシグナルを発した。他国への市場開放を拡大し続ける中国の理念、各国と互恵・ウィンウィンの協力を展開する中国の意向を示した」と述べた。
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の瀬口清之氏は「新型コロナの影響を受け、世界経済は現在、停滞の状態に置かれている。中国はこの時期に世界的なサービス貿易の盛大なイベントを開催し、ポストコロナの新たなビジネスモデルへの期待感を深めた」と話した。
モロッコのアフリカ中国協力・発展協会の会長は「将来を見据えると、サービス業の開放と協力は日増しに、経済発展を推進する重要な力になっている。サービス貿易交易会の開催は、世界の科学技術の成果の共有、世界サービス貿易連盟の構築、ポストコロナ時代の世界サービス貿易の長期発展の促進に資する」と述べた。
ブラジル中国問題研究センター長のロニー・リンス氏は、「新型コロナは、世界的な挑戦を前にすればどの国や個人であっても独りよがりになれないことを世界に示した。国際社会は多国間主義を共に推進し、手を携え心を一つにすることで、満足のできる問題解決策を見いだすことができる」と指摘した。
フランスの中国問題専門家は「一部の国が国を閉ざす道を歩むなか、中国は確固不動の姿勢で対外開放を拡大し、国際協力を堅持し、世界各国と共に互恵・ウィンウィンの協力の局面を切り拓いている。サービス貿易交易会を通じ、全世界が新技術・成果を共有する機会を手にする」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年9月7日