王毅国務委員・外交部長は28日、「ポストコロナ時代の国際秩序とグローバルガバナンス」をテーマとするブルーホールフォーラムの開幕式で演説し、次のように述べた。
平和に対する挑戦は、共同・総合・協力・持続可能の新たな安全観により対処し、発展の赤字は革新・協調・グリーン・開放・共有の新たな発展理念により埋める必要がある。大国は平和と発展の維持の面で特殊な責任を担っており、他国の安全を犠牲にする代わりに自国の安全を求めたり、いじめ行為により他国の発展の権利を奪ったりしてはならない。中国は平和発展の道を揺るぎなく歩み続け、各国とともにいわゆる自国優先の歪んだ論理やゼロサムの邪道に反対する。
国連憲章に署名した最初の国として、中国は世界の平和・発展に恵まれる一方で、それを守るために終始努力している。中国は国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の重要な参加国であると同時に、国連平和維持活動(PKO)の2番目の出資国と重要な部隊派遣国でもある。30年来、PKO活動に延べ4万人を派遣した。中国は国際焦点問題の政治解決や斡旋に積極的かつ建設的に参加し、気候変動などの世界的な試練への対応の面で牽引的な役割を果たしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年9月29日