在EU中国政府代表部報道官は17日、欧州議会が新疆維吾爾(ウイグル)自治区関連の決議を採択したことについて、記者の質問に答えた。人民網が伝えた。
【記者】欧州議会が17日、「新疆のウイグル族など少数民族に『強制労働』を課している」と中国を非難する決議を採択したことについて、コメントは。
【報道官】中国国民は「労働法」や「労働契約法」などの法律および関係する行政法規の規定に照らし、対等性と自己意思及び話し合いによる合意の原則に基づき、雇用組織と労働契約を自由契約し、相応の報酬を得る。彼らは就業地の選択においても完全な自由を有している。全中国において、中国の新疆においてもこのようになっている。新疆の各民族労働者は自らの意思に基づき職業を選択し、対等性と自己意思の原則に基づき企業と法に基づいて労働契約を締結する。民族、性別、宗教信仰の違いによって、いかなる差別も受けることはない。EUでも同様に、自国または他のEU加盟国及び域外国出身者の労働、あるいは季節労働について同様の法規ややり方がきっとあるだろう。
いわゆる「強制労働」などの問題は、一部の反中国勢力がでっち上げた嘘に他ならない。彼らの背後で操っている者や、その常套手段は、とうに秘密でも何でもなくなっている。EUは一貫して虚偽情報への警戒を表明しているが、まさにこれは完全な虚偽情報だ。欧州議会の一部議員は新疆各民族の人々が安心して暮らし、楽しく働き、安定した和やかな生活を送っているという事実を無視し、信望や倫理の全くない者達のつくり上げた虚偽情報をひたすら信じて広め、合法的労働を通じて素晴らしい生活を追求するという新疆各民族の人々の意思を中国政府による「暴挙」と歪曲し、中国政府の民族政策と民生措置を悪意をもって非難し、決議を採択して中国の内政に粗暴に干渉し、国際関係の基本準則への重大な違反を犯している。我々はこれに強い不満と断固たる反対を表明する。
我々は欧州議会の関係議員に対して、事実を尊重し、偏見を捨て、新疆各民族の人々が労働を通じて素晴らしい生活を追求する権利を尊重し、新疆関連の問題を利用した政治工作や中国への内政干渉を止めるよう忠告する。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年12月18日