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japanese.china.org.cn |11. 01. 2021

外国人が山村を訪問 中国農村部の脱貧困の「道具箱」を開く

タグ: 貧困 農村 教育 経済振興


 大別山の山奥に位置する安徽省金寨県大湾村はかつて、国家級貧困県の重点貧困村だった。多くの外国人はここを訪れると、青々とした山と水に囲まれながら、すべての家庭に電気、水道、Wi-Fiが普及しており、玄関先を舗装路が走り、あちこちに民宿と農家楽(農家民泊)があり、土日になると観光客で混雑するのを目にする。これは彼らにとって予想外のことだ。


 ただし予想外のことは、これだけに留まらない。


 「Wi-Fiもあるとは」


 2014年に金寨県重点貧困村に指定された大湾村では現在、貧困発生率がゼロになっている。11年に大別山集中連片特別貧困地区県に指定された金寨県は、昨年4月に正式に貧困県の指定を解除され、農村振興の新たな道を積極的に模索している。


 村人は、数年前は立派な道路がなく、晴れると体がほこりまみれになり、雨が降ると足が泥だらけになったと振り返る。


 南アフリカ出身のレベッカさん(15)は父のショーンさんと共に車で合肥市を出発したが、200キロ以上も離れているのに3時間で到着した。ショーンさんは「道が揺れると思ったが、これほど快適な移動になるとは思わなかった」と語る。


 宿泊先の村の民家を訪れると、レベッカさんはほっと一息ついた。「部屋にはエアコン、テレビ、水洗トイレがあった。試しにWi-Fiのパスワードを聞いてみたが、それもあった」


 ジンバブエ国籍で、清華大学で修士課程在学中の烏俊傑さんは北京市を出発し、高速鉄道で金寨県に直接入り、バスに乗り換え大湾村小学校を訪れた。教員や児童からは、肉料理1品・野菜料理2品にスープがつく給食が1食で2元しかないと教えてもらった。


 2年生が中国の歌をうたってくれた。6年生の児童は挙手し、清華大学、北京大学に通い、海外留学したいと述べた。彼らはさらに多くの英単語を使い、大きくなったら医者、スポーツのコーチ、女性経営者になりたいと語った。


 烏俊傑さんは、貧困の本質は選択の不自由と考えている。「子供たちは5年前、省都に一度行ってみたいと思っていたぐらいだが、今や海外に行き世界を目にすることを夢見ている。これは真の脱貧困を証明している」

 

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