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japanese.china.org.cn |11. 01. 2021

外国人が山村を訪問 中国農村部の脱貧困の「道具箱」を開く

タグ: 貧困 農村 教育 経済振興




 「人民と貧困の戦い」


 記者との円卓インタビューにおいて、外国人たちは一つの村と県都から、中国全体及び世界にまで話を膨らませていった。


 烏俊傑さんは、大湾村の新しい友人の顔に浮かんだ笑顔で、中国が実際に人民を最優先していることを再び実感した。「他の国であれば、脱貧困は往々にして経済レベルに留まる。ところが中国であれば、それは真の人民と貧困の戦いだ」


 改革開放から40年以上に渡り、中国では7億人以上が貧困から脱却した。世界の貧困削減への寄与度は70%以上。中国共産党第18回全国代表大会以降、中国は人類史上最大規模の、最も力強い脱貧困攻略戦を組織的に展開した。8年の時を経て、現行基準下の1億人弱の農村貧困人口の全員が脱貧困を実現し、832の貧困県の指定が全面的に解除された。


 先月末に開かれた中央農村活動会議において、習近平総書記は「脱貧困攻略で勝利を収めた後に、農村振興を全面的に推進する。脱貧困攻略の成果をしっかり守り切り、脱貧困攻略の成果の定着及び拡大と農村振興の効果的な連結に取り組む」と強調した。


 人民が党と政府を信じることは、中国ではこの上なく当然のことだ。しかしこれは外国人にとっては極めて得難いことだ。


 ショーンさんは「ある国の政府が人民の脱貧困を支援したいと表明すれば、多くの人は票集めの空手形と考えるだろう。しかし中国では人民が政府を信じ、同じ方を向き努力している」と述べた。


 植国明さんは「それはここでは政府が確かに取り組んでおり、高速鉄道、道路、トンネル、住宅、インターネットなど、人々が目にし触ることができるからだ」と補足した。


 外国人たちは、中国人が取り組み奮闘しようとするのは、まず政府の力強いリーダーシップと推進力を感じるからだと見ている。


 「中国政府は人民の需要よりも、任務達成の方に関心を寄せているとの批判もあるが、これについてはどう思うか」記者からのこの質問に最初に回答したのは、意外にもレベッカさんだった。


 レベッカさんのあどけない顔には、厳かな表情が浮かんだ。「このような批判には同意できない。中国政府は常に人民の声に耳を傾け、八方手を尽くし彼らを助けようとしていると思う。任務達成は事実上、人民に関心を寄せることのように見える」

 

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