習近平国家主席は28日夜、ボリビアのアルセ大統領と電話会談した。新華社が伝えた。
習主席は、「国交樹立から36年来、中国とボリビアの関係は着実に前進してきた。とりわけモラレス大統領在任時、双方は緊密なハイレベル交流を行い、経済貿易協力を急速に拡大し、多国間問題において良好な協力を行った。新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、中国側はボリビア側の新型コロナ感染症との闘いのために様々なルートを通じて物資を提供し、技術支援を行った。中国側はボリビア側とワクチン協力を強化し、引き続きできる限りの支援をしていきたい」と表明。
さらに、「中国側は常にボリビア側を良き友人、良きパートナーと見ており、両国の戦略的パートナーシップの発展を非常に重視している。中国側はボリビア側が自らの国情に合った発展の道を探り、ボリビア国民の『素晴らしい生活』指数を高め続けることを支持する。また、ボリビア側と政策面の意思疎通や協調を強化し、国家ガバナンス経験を共有し、参考にし合い、政治的相互信頼を深め、支持し合っていきたい。双方は実務協力を整理し、しっかりと計画を立て、『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設協力を推進する必要がある。ボリビア側が中国国際輸入博覧会などの場を活用して、良質で特色あるさらに多くの生産品をPRすることを歓迎する。中国側は双方の企業による農業・鉱業・インフラ整備・通信分野の協力拡大を支持すると同時に、感染症の状況に応じて人的・文化交流や地方協力を推進する。双方は国連など多国間の枠組みで協力を緊密化し、共同で発展途上国の正当な権益を守り、人類運命共同体の構築を後押しする必要がある。互いの努力の下で、両国の戦略的パートナーシップは絶えず新たな成果を挙げていくものと信じる」と強調した。
アルセ大統領は、「ボリビアと中国との昔からの友情は盤石だ。ボリビア側は中国との兄弟のような友情を大切にしており、中国との関係を揺るぎないものにし、緊密化することを心から望んでいる。ボリビアの新型コロナ感染症との闘いに対する中国側の尊い支持に感謝している。引き続き支援をお願いしたい。中国側と発展戦略の連携を強化し、各分野の協力を深め、両国の戦略的パートナーシップを新たな水準へと引き上げていくことを望んでいる。中国側と共に『一帯一路』を積極的に建設し、人類運命共同体の構築を後押ししていきたい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年1月29日