第13期全国人民代表大会(全人代)第4回会議と中国人民政治協商会議全国委員会第13期(全国政協)第4回会議に出席する香港とマカオの代表・委員が3日、次々と北京に到着した。第14次五カ年計画や粤港澳大湾区の建設などの議題が彼らから注目されている。香港とマカオがいかに国家発展のチャンスをつかみ、国家発展の大局に深く浸透し、長期繁栄・安定を維持するかは、彼らが注目するホットな話題になっている。
港区全国政協委員の葉建明氏はインタビューに応じた際に、「今年は国の2つの百年という奮闘目標の歴史的な合流点であり、第14次五カ年計画の初年度でもある。国がどのような新たな発展措置を打ち出すか、改革開放及び投資環境改善にどのような新たな政策があるか、粤港澳大湾区にどのような新たな進展があるかは、我々が非常に関心を寄せる問題だ。香港が歴史的なチャンスをつかみ、国家発展の大局に深く浸透し、発展の新たな局面を再び切り開くことに期待する」と述べた。
港区全人代代表、香港島各界連合会会長の蔡毅氏は「今年の両会については、第14次五カ年改革、特に粤港澳大湾区の建設の関連内容に非常に注目している。これは香港の経済発展の将来性と密接に関わる。香港が第14次五カ年計画のチャンスをつかみ、国内・国際総循環の新たな発展構造の構築に積極的に参加することを願う」と述べた。
港区全人代代表の姚祖輝氏は「香港がいかに大湾区の発展に浸透し、第14次五カ年計画のチャンスをつかむかは重大な課題だ。今回は大湾区高品質発展の推進、香港の若者の大湾区における発展の支援などについて提案する」と述べた。
港区全国政協委員の陳清霞氏は「中央は香港とマカオがより良く国家発展の大局に浸透することを支持し、高品質の粤港澳大湾区を建設する。香港は国の需要に合わせ、国のチャンスをつかみ、一国二制度の優位性を発揮し、香港の競争の優位性を固め、高めるべきだ。香港の第14次五カ年計画との連結について献策する」と述べた。
一国二制度の改善、「愛国者による香港統治」という根本的な原則の徹底が最近、香港社会が積極的に思考・議論するホットな議題になっており、代表・委員からも注目されている。複数の香港の代表・委員は次のように表明した。「愛国者による香港統治」は一国二制度の革新的要義だ。全面的かつ正確に一国二制度の方針を貫徹するためには、「愛国者による香港統治」という根本的な原則を徹底しなければならない。関連制度を改善し、この重要な原則を貫徹することで、香港は初めて良き政治を実現し、長期繁栄・安定を維持できる。
港区全人代代表、香港中律協創会会長の陳曼琪氏は「国がますます強大になっている。我々は現在、最高の時代におり、契機をつかむため努力しなければならない。祖国と背中合わせの我々は、まず国の主権、安全、発展の利益の維持を堅持する。愛国者による香港統治の原則を守ることで、香港は初めて繁栄と安定を維持できる。多くの香港市民が大陸部の14億人の同胞と共に努力・奮闘し、より良い未来を築くことを願う」と述べた。
蔡氏は「今年の両会が、香港の愛国者による香港統治の原則の徹底について議論し、関連制度を改善し、この重要な原則が十分に貫徹・徹底されるようにすることを願う。こうして香港は初めて真の繁栄と安定を維持できる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月4日