中国共産党中央政治局は30日に会議を開き、「新時代における中部地区の質の高い発展の推進に関する指導意見」を審議しました。習近平中国共産党中央委員会総書記が会議を主宰しました。
会議では、中部地区の質の高い発展の推進について「国家の大局において意義があること」と示され、さらに、「新たな発展段階に入り、中部地区の発展は新たな発展理念を揺るぎなく貫かなければならない。質の高い発展の推進をテーマとし、供給側構造改革の深化を主軸とし、改革とイノベーションを根本的原動力とするとともに、人々の日増しに増え続ける『素晴らしい生活』の需要を満たすことを根本的目的として、国内の大循環を主体とした国内と国外の二重循環の相互促進という新たな発展構造の構築を加速させなければならない」と強調されました。
会議ではまた、「中部地区は全国の大規模な市場を構成する重要な部分および中枢としての位置づけを見定め、優位性を発揮し、現代化されたインフラ体系と現代流通体系の建設を加速し、長江中流の都市群と中原地域の都市群の発展を促進し、農村振興を全面的に推進し、新たな発展構造に積極的に貢献して溶け込まなければならない」との指摘がなされ、「イノベーションを、発展をけん引する第一の原動力とし、グリーンで低炭素な発展という新たな道を堅持しなければならない」と示されました。(ヒガシ、謙)
「中国国際放送局」より2021年3月31日