国薬集団(シノファーム)が「COVAXファシリティ」に供給する新型コロナウイルスワクチン第1陣の生産が正式に完了したことについて、外交部(外務省)の汪文斌報道官は1日の定例記者会見で、「中国がワクチンを『国際公共財』にするとの約束を実際の行動によって実行していることを示す新たな重要事例だ」とした。
汪報道官は、「中国側は『COVAXファシリティ』を一貫して支持している。すでにワクチン1000万回分の提供を宣言しており、関係企業が供給作業に全力を挙げている。『COVAXファシリティ』に供給するワクチンの第1期分が正式に完成したことは、まさに中国がワクチンを『国際公共財』にするとの約束を実際の行動によって実行していることを示す新たな重要事例だ」と指摘。
また、汪報道官は「中国側は引き続き関係企業が『COVAXファシリティ』との意思疎通及び調整を強化することを支持し、世界が1日も早く新型コロナとの闘いに勝利するために貢献していく」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年6月2日